この土日は高岡市にて「平屋の家」完成見学会を開催させていただきました。
見学にお越しいただいた皆さま、そして快く見学会にご協力いただきましたお施主様には、心より御礼申し上げます。
この時期としてはかなり寒い二日間でしたが、そのおかげもあってか、床下エアコンの暖かさを体感していただけたと思います。
ということで、見学会は終了しましたが、好評だった床下エアコンのご紹介を。
黄色矢印の造り付けベンチの下部分にご注目。
この部分に壁掛け用のエアコンが設置されています。18畳用の性能の高いエアコンです。
床下を覗くと、立ち上がり部分とその内側1mに発泡ウレタンを施工してあるのが分かります。
外気を内側に伝えないようにするためです。
コンクリートには熱を蓄える「蓄熱」、そして冷たさを蓄える「蓄冷」という特性があります。
冬は暖房で熱を蓄え、夏は冷房で冷気を蓄えます。要するに冷めにくく、暑くなりにくいワケです。
基礎コンクリートに蓄えられた熱を、
リビング3ヶ所、寝室に2ヶ所、廊下に2ヶ所、クローゼット・脱衣所に各1ヶ所設けられたガラリから床上に放出され、ゆっくりと足元から室内を暖めます。
さらに書くと、このガラリ本体ににもひと工夫されていて、
写真にある板で風量調節出来るようになっています。
「今からお風呂に入るから、リビングのガラリは閉じて脱衣所に暖かい風を送ろう」なんてコトも出来ます。
ホコリの心配をされる方もいらっしゃいましたが、そこまで気にするほどではないかと。(個人的な意見です。)
どうしても気になるなら数年に一度、床下クリーニングすれば良いことですし。
神経質な方にとってはちょっとお勧めできませんが、何事もメリット・デメリットはありますし、それを知った上でご自身で選択することが大事ですね。
以上、床下エアコンのご紹介でした。