立山町塚越の新築住宅現場から。

内部の大工工事と並行して、外部工事も進んでいきます。
こちらのお宅の外壁は、全て無塗装サイディング+吹付け仕様。
サイディング屋の職人が切断・加工して外壁を施工しているところです。

白く見えるのは、サイディングの繋ぎ目に充填される「コーキング」とよばれるものです。

アシスト標準の外壁は、
1,無塗装サイディングに吹付け

2,ガルバリウム鋼板

3,ガルバリウム鋼鈑+無塗装板サイディングに吹き付け

の3パターンのみ。塗装板サイディング(レンガ調や左官調の模様がプリントされたもの)は、繋ぎ目のコーキングが露出しているため劣化が早く、メンテナンス性を考慮して使用しません。
ただ、「無塗装板サイディングに吹き付け」の仕様もメンテナンスフリーというわけではなく、劣化が早いコーキングの上から吹き付け塗を行う(露出しない)ので、
長持ちするというだけ。
築20年前後で再塗装のメンテナンスは必須となります。

よく聞かれるのは、
ガルバリウムとサイディングって、どっちが長持ちするのか?
というギモン。

結論からいくと、「一概にはどちらが優れている」とは言えません。

ガルバリウムは軽く、塗装も(車と同じように強固な塗装を)工場で行うので繋ぎ目にコーキングを使用しないのでサイディングよりメンテナンスサイクルは長いです。汚れても水で洗い流せますし、サイディングよりは管理がラク。
ただ、窓まわりはコーキング露出なので、一概にメンテナンスサイクルが長いとも言えませんが。。。

サイディングは加工がしやすく、施工性が良いことと、メンテナンス時の再塗装を施す際には、洗浄→シーラー→再吹付け
となるので、意匠性は新築時のままを維持できます。

住宅の外壁において約8割のシェアを誇るゆえの施工技術・性能の進歩はすごいです。
数の優位性ですね。

アシストが作る家の軒先が深いのは、
イチバン劣悪な環境にさらされる外壁を守るためでもあります。

日本で一番湿気が多く、冬は湿った(重い)雪が降り、夏は暑い富山は、
日本で一番外壁に負担がかかってくる地域だと言えます。

先程書きましたように、ガルバもサイディングも一長一短。
立地場所や方角による陽の当たり具合やメンテナンス性も考慮して、決定しています。