滑川市で建て方を行いましたのでそのご報告を。

現場に着くと、既に柱が建てられ、桁・梁もかけられた状態。
材料を吊り上げるレッカーも居なかったのに。。。

前日に、大工が人力で材料を持ち上げる、通称「手起こし」でこの状態まで作業したそうです。
簡単に書いてますが、重い梁・桁を人力で上げるなんて、相当大変な作業。
大工さん、本当にお疲れ様です。

まず、工事の安全を祈願して四方にお清めの酒と、

お清めの塩を撒きます。

簡単なミーティングを行い、建て方スタートです。

柱と柱の間に叩き込んで納めているのは、断熱材と一体化した壁パネル。

プレカット工場で壁パネルも寸法に合わせて製作されたものが届くので、狂いもなく、ものすごいスピードで進みます。
使用される断熱材「フェノールフォーム」はに濡れても水分を吸わない断熱材なので、雨の多い富山には最適です。

壁パネルと柱の隙間は、専用の気密テープで塞いでいきます。

桁を納めているところです。黄色矢印部分に注目。

あらかじめ柱に取り付けられた金物に落とし込んで、専用のドリフトピンで固定します。
こうすることで、従来の木造軸組み工法より断面欠損が少なく、構造体の剛性を高めます。

桁・梁が全て納められると、天井部分の断熱材を施工していきます。

屋根の一番高い位置にくる棟木も無事に納まりました。

後はひたすら垂木(屋根の下地材)を施工していきます。
大きい家なので相当な量です。

屋根の作業が終わったところで1日目終了。
屋根の高さが低く抑えられた切妻屋根。カッコイイです。

次回は建て方2日目の様子をお伝えしていきます。