底盤の打設が終わると、養生期間を経て立ち上がり枠の打設に入ります。

コンクリートは、セメントと水が反応して化合物を形成する反応(水和反応と言います)が進むことで固まり、強度を増していきます。
簡単に言うと、コンクリートは時間を掛けてどんどん強くなる性質の為、
「しばらくそのままの状態で強度が出たことを確認してくださいね」というルール(建築基準法)があります。
土木関係(高速道路の陸橋など)においては、キッチリと監視が行き届いているのですが、
建築におけるコンクリート工事においては、大まかに守って後は職人のモラル任せ、、、というのが実体。

マクスでは、「建築工事標準仕様書 JASS5」に基づいて施工がなされています。

コンクリート強度においては、下記に基づき
24N/mm2 + 6N/mm2(温度補正)=30N/mm2で打設したというわけ。

前回のブログ
で「基準よりも強度があるコンクリートを使用している」と書かせてもらったのはこの理由からです。

そして、型枠存知期間(養生期間)についてもキッチリと指示されています。
今回の場合は、4日間(黄色枠)です。


正直、お願いする側(工務店)からすると「この通り施工してください」と指示するだけなので簡単ですが、
職人さんからすると「こんだけ気温高ければ、養生なんて3日で良い、いや、下手したら1日でばらしなんてのもあるけど、、、」というのが本音。

このあたりを上手いこと調整するのが現場監督の役目なのかなと。
今回、基礎やさんに張り付いて一緒に作業させてもらったり、見させてもらったりしている中で分かったことです。
やはり現場を通した経験はイチバン勉強になります。
おかげさまで、現在の私は顔も体も真っ黒です(笑)

以上、コンクリートのルールであるJASS5のお話でした。

それにしても、暑い。。。