段差のあるリビング
敷地と運河の高低差を少なくし、家に奥行感と開放感をつくるための工夫。腰かけることもできるので、この段差も家族の居場所の一部です。
キッチンとダイニング
キッチンのすぐ横にダイニングスペースを置くことで家事の動線もスムーズに。大きな窓の前には掘り込みのスタディスペース。家事の合間、子ども達の勉強する姿と一緒に外の緑も眺めることができます。
玄関を開けた先に
玄関を開けると、立派な枝ぶりのエノキの緑が目に飛び込んできます。杉の無垢材の暖かな色と、奥に見える緑のコントラストが疲れて帰ってきた体を癒します。
深い軒
深い軒は夏の強い日差しを遮り、室内が熱くなるのを防いでくれます。また、ウッドデッキにも木陰をつくってくれるので、外に出ていても快適に過ごせます。
吹き抜け
リビングの上は吹抜け。どこにいても家族の気配がわかり、声が届く空間です。
スタディコーナー
ダイニングには、堀込みのデスクスペース。勉強の合間に緑と穏やかに流れる運河を眺めてひと休み。
子ども部屋
将来は間仕切りを設けて個室に。今はまだ子ども達が自由に遊んで過ごせるフリースペースとして。家族の変化に柔軟に対応できることも永く暮らすための工夫です。
プラン
敷地の高低差と後ろの運河と家のつながりを考えたときに、基礎を下げ段差をあえてつくろうと考えました。この段差が家族の居場所をつくり、床の高さが地面に近くなることで運河沿いの大きな樹木がスムーズに暮らしに溶け込む家になりました。
- 所在地
- 富山市蓮町
- 竣工
- 2018年
- 敷地面積
- 187㎡(56坪)
- 1階床面積
- 81㎡(24坪)
- 2階床面積
- 40㎡(12坪)
- 施工床面積
- 127㎡(38坪)