アシストでは、飽きのこない愛着がわくような居心地のいいすまいを建てることをすまいづくりのテーマにしています。さて、よく耳にする「愛着」という言葉。どんなことなんだろうと思いませんか?

愛着とは

 慣れ親しんでいる人や物に心をひかれ、はなれがたく感ずること。あいじゃく。

(三省堂 大辞林 第三版より)

活字にするとよりわかるような、わからないような…

言葉ではよく理解できないので、「愛着がわくものってなにかな」と考えてみたときに、自分で作ったものや、ずっと想い続けてやっと手に入れたものに愛着は生まれるのかなと思います。

では、それを「すまい」に当てはめてみるとどんなことなんでしょう。

家づくりはたくさんの時間がかかります。
業者探し、土地探し、プランの決定、仕様の打合せなどなど。土地探しから完成するまでに2年以上かかる物件も少なくありません。その分完成した時の思いはひとしお。私たちも達成感を感じることがたくさんあります。しかし、家づくりは完成してからが本番です。工務店にできるのは、皆さんが暮らす場所を最大限の形で提供することです。引き渡しの後は、すまいに自分たちを合わせるのではなく、自分たちに合うすまいになるようにカスタマイズしたり、定期的なメンテナンスをしたりして家に触れることを積極的に行ってほしいと思います。

この「自分たちでカスタマイズしていく作業」が、家族にとっての思い出になり、すまいへの愛着を育てる楽しい時間に変わります。そしてそれは同時に、建物自身も家族とともに育っていく時間にもなります。自分たちが手をかけたものが時とともに暮らしに馴染んでいく過程は、将来振り返った時に懐かしい共通の話題になることもあるでしょう。

「愛着がわくすまい」とは、家族がどれだけ一緒にすまいをカスタマイズしていったかによるのかもしれません。
お休みの日には家族ですまいのメンテナンスをしてみてはいかがでしょう?